第8回日本武道学会中四国支部会演題募集再度のお願い&ご提案

第8回日本武道学会中四国支部会演題募集の再度のお願い&ご提案

各位

演題〆切が来週月曜日(12/5)に迫っております。発表ご予定の先生は早めに申し込
み(kenmiyamoto@ed.kagawa-u.ac.jp)をお願い致します。また今回は学部4年生の
卒論および現場でご指導(学校授業や少年剣道の指導等)の先生からの話題提供レベ
ルの発表も併せて募集することにしました。こちらは発表時間も短め(約5分)に設
定しますので、学部4年生をゼミ指導されている先生は是非とも学生さんに発表をお
勧め下さい。現段階で学部4年生は4名発表予定です。

発表時間は以下のとおりです。
1. 一般演題(発表時間15分[質問時間込])
2. 学部4年卒論(発表時間6分[質問時間込])
3. 現場指導者話題提供(発表時間6分[質問時間込])
尚、応募演題数により時間調整する場合があります。

日程等詳細につきましては〆切後12/6に確定版をお送りします。

◎第8回中四国支部会
日時:平成28年12月25日(日)14:00~17:00
場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

◎懇親会
日時:平成28年12月25日(日)18:30~21:00
場所:オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222

◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)
日時:平成28年12月26日(月)10:30~12:00
場所:香川大学剣道場(月曜日が丸亀武道館休館日のため)
    香川県高松市幸町1-1香川大学教育学部
講師:阿部純也(剣道の障害予防に関する実技講習)
講習終了後、稽古会を行いますので、剣道具等を持参ください。

~~~以下の申込フォームをコピペしてご利用下さい。~~

第8回中四国支部会参加申込

1. 氏名:(        )
2. 所属:(        )
3. 支部会12/25・14:00~少林寺拳法本部(参加する・参加しない)
4. 演題発表申込(発表する・発表しない)
  ・する場合(一般・学部4年生・現場指導者話題提供)
   演題名(                   )
5. 懇親会(オークラホテル丸亀6,000円)(参加する・参加しない)
6. オークラホテル丸亀宿泊(申込する[朝食付き7,200円]・申込する[朝食なし6,480
円]・申込しない[各自])(先着順)
7. 剣道専門分科会12/26・10:30~香川大学剣道場(参加する・参加しない)


以上

日本武道学会中四国支部会事務局 宮本賢作
kenmiyamoto@ed.kagawa-u.ac.jp

 

第8回日本武道学会中四国支部会開催のご案内(第一報)

関係各位

爽秋の候

皆様におかれましては、益々ご健勝のことと拝察いたします。

さて、第8回中四国武道学会を下記のように計画しています。



個人発表を募集しています。(発表時間10分 質疑応答5分)

発表を希望される方は、12月5日(月)までに、

事務局 宮本賢作(kenmiyamoto@ed.kagawa-u.ac.jp)へ申し込みをお願いします。

支部会の式次第等につきましては、後日、連絡いたします。



            記



◎第8回中四国支部会

日時:平成28年12月25日(日)14:00~17:00

場所:少林寺拳法本部

   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010



◎懇親会

日時:平成28年12月25日(日)18:30~21:00

場所:オークラホテル丸亀

   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222



◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)

日時:平成28年12月26日(月)10:30~12:00

場所:丸亀武道館(調整中)TEL 0877-23-4098

   現在、研修内容を検討中であり、香川大学剣道場で実施する可能性もあります。


◎宿泊のご案内

12月25日(日)のオークラホテル丸亀の客室を数室確保しております。

ご希望の方(先着順)は宮本迄ご連絡をお願いします。

シングル朝食付き:7,200円

シングル朝食なし:6,480円

尚、ホテルへ直接あるいは各トラベルサービス(楽天トラベル等)で各自でご予約さ
れても構いません。

時期が時期ですのでなるべく早く予約されることをおすすめします。

中四国支部事務局長 宮本賢作

第7回日本武道学会中四国支部会

平成27年12月26日(土)14:00〜17:00

場所:少林寺拳法本部

 

支部会総会

挨拶:中四国支部長 杉山允宏

活動・会計報告:中四国理事長 木原資裕

新役員選出:木原資裕

 

第4期の人事として以下の提案が承認された。(新規のみ掲載)

名誉支部長:杉山允宏

顧問:新井庸弘

支部長:草間益良夫

副支部長:川島一浩、木原資裕、瀬川洋

理事長;山神眞一

副理事長;境英俊

事務局長;宮本賢作

理事:曽我部敦介

監事:曽我部哲慈

(任期2年)

 

支部会会則変更

第4章第十二条 本会に名誉支部長ならびに顧問をおくことができる。

 

新支部長挨拶 草間益良夫

 

《個人研究発表》(発表10分・質疑5分) 座長  草間益良夫(広島大学)
1.一般女子の剣道離れからみた今後の女子剣道の在り方
      園山由華(鳴門教育大学大学院)   14:15-14:30

 1962年第1回女子剣道選手権大会が開催されたが参加8名という状況であった。現在の剣道競技人口において女子剣道人口は全体の約4分の1(46,000人)であった。また全日本女子剣道選手権大会出場者の全体の8割を大学生、警察官、教員が占めており、その他の2割の女子(一般女子)の比率が増大することが今後の女子剣道人口増加に繋がるのではないかと考えた。そこで本研究では、剣道経験のある一般女子を対象に経験年数6年以上(A群)と6年未満(B群)にわけて、インタビュー調査を行った。インタビューでは、剣道を離れたきっかけと理由、剣道再開の希望、剣道に対する思い、女子としての剣道に対する関わりに関する意識等を聞き取った。本調査において、将来こどもに剣道をさせたいという意見が多かったが、結婚、子育て等の女子としての役割を果たしながら剣道を実施する事が難しいという意見が多かった。

質疑応答

境先生:どのようにしたら女子剣道が普及すると思いますか?

園山:育児、家事および仕事が辞める理由となっているので、こどもが開始するときに再び剣道を再開する様な際に、過去の友人が支え合って剣道を再開しやすい環境をつくっていくことが重要と考える。

杉山:年齢、競技レベルによって様々であるので、もっと具体的に研究の目的と方法に変更することが望ましい。

2.剣道競技者における修練と体罰に関する一考察
      山口あずさ(鳴門教育大学大学院)  14:30-14:45

 近年、部活動での体罰問題が社会的に大きく取り上げられており、武道においても例外ではない。これは、修練と体罰は表裏一体、勝利至上主義、修養主義(目的は手段を正当化する;ベネット)等、諸家の報告でもとりあげられている。指導者と生徒間での修練に対する捉え方の違いであったり、目標の不一致が問題の所在ではなかろうか?本研究では、修練と体罰に関する意識調査、修練と体罰の認識の違いについて分析した。過去殴られた蹴られた等の経験がある(31%)と答えたもののうち、体罰と感じたものはうち11%、感じていないものは89%で圧倒的に、体罰と感じていないものが多く、体罰の原因を自分にあると解釈し、自分が受けた体罰を肯定的に受け入れているものが多いことがわかった。体罰を不必要と考えたものにたいして理由を聞いたところ「なぐっても強くならない」「体罰を加えなくてもわかる」等があった。指導者と生徒の信頼関係が成り立っていれば、体罰を肯定的に捉えてしまうような意識に繋がっているのではなかろうか。

質疑応答

草間:今回の体罰とは、文部科学省の定義した体罰なのか、アンケート対象者が捉える体罰なのか?

山口:体罰の定義としては、文部科学省の定義したものを意識して今回調査した。

杉山:もう少し細かく分析する必要がある。剣道部員にかぎったものなのか?有効回答率等の明示、剣道以外の教育目標も観点にとりいれて研究する必要が有る。

3.柔道指導における競技性・教育制に関する一考察
  〜雑誌「武道」と試合審判規則の改正を中心に〜
      中添重文(鳴門教育大学大学院)   14:45-15:00

 現在、発行されている柔道関係の雑誌に月刊『武道』があり、武道のあり方を考える重要な提言が示されている。記事「柔道をよくしよう」の第1〜19回において、国際柔道連盟試合審判規定の改正により、柔道の競技性・教育性と、どう結びつくかを検討することを目的とした。見出し・収集したキーセンテンスなどをデータベース化し、共通して多く使用されている見出しのキーセンテンスをKJ法によって分類し、内容のまとまりを考察した。グループはA〜Fの6つに分類された。またグループの競技性・教育性との関連性について提言についての記事、現状についての記事にわけたところFハラスメント等からA文武両道、人間教育に6つのグループが位置づけられた。演者は月刊『武道』の提言を踏まえて「柔道をよくする」ための3つの提案をする。1.指導者の意識改革(勝利至上主義)、2.礼儀の徹底、3. 精力善用、自他共栄の日常生活への展開

また試合審判規定の規定改正において足取り禁止や柔よく剛を制す柔道の本質的技が禁止になったが、競技性の一面性ではなく、多様性をみとめるベキではなかろうか?また試合における礼の仕方が大変見苦しく、教育的礼法を競技規定に入れるべきではないかと考えた。

質疑応答

草間:規定改正の目的は?

中添:

瀬川:具体的に何を明らかにしたいのかをはっきりさせるべき。具体的な根拠を明示してから、提言をするべきである。

4.長州藩来嶋又兵衛の大石神影流剣術修行について
  ―天保15年の『要用日記』を中心として― 
      森本邦生(広島県立佐伯高等学校)  15:00-15:15

 来嶋又兵衛(1817-1864)は長州藩士であり、喜多村家に生まれ来嶋家の養子となった。禁門の変(1864)に際しては進発論を唱えて遊撃隊600名の兵を率いて奮戦したが、薩摩藩閉に狙撃された助からぬことを悟り自刃した。来嶋又兵衛に関する伝記および資料は、『来嶋又兵衛(復刻版)』『新資料来嶋又兵衛文書』『続臣資料来嶋又兵衛文書』がある。本研究は主に『新資料来嶋又兵衛文書』に収録された『要用日記』を用いて行い、来嶋又兵衛が大石進のもとでどのような稽古をしていたのかを明らかにしようとするものである。来嶋又兵衛が稽古した流派について、馬術(流派名不詳)、剣術(大石神影流、新陰流)、槍術(大嶋流)が記録として残っており、稽古内容、大石家への廻国修行者の訪問について、留学生、久留米藩新陰流剣術師範加藤田平八郎導場での試合の記載が有る。

質疑応答

境:来嶋又兵衛がなぜ大石神影流だったのか?その理由があれば

森本:防具着用で稽古をはじめたのが大石進だったので、身近では一番高名で強かったからではなかろうか?

杉山:資料はどこでみつけたのか?

森本:


《講演》
「体育・スポーツにおける運動学習で大切な要素」 15:25-16:25
      杉山允宏(愛媛大学名誉教授)

 

文部科学省学習指導要領には小学校から高等学校まで、保健体育科の目標を挙げているが、どれもことばあそびのように感じる。教師には具体的な表現に改める方がわかりやすいと考え、私の体育・スポーツの教育目標は「Humanとしての動物的、本能的な運動・動作能力の発達と確認」であるとした。

 健康、体力、体育・スポーツの独自的教育機能(2010.3杉山)について、それぞれ体育・スポーツにおける運動学習で大切な要素を猪飼先生、朝比奈先生等の定義や杉山先生のこれまでの研究および経験に基づく独自の考えをあわせて紹介された。

 

 

第7回日本武道学会中四国支部会開催案内(第二報)

関係各位

師走の候
先生方におかれましては、益々ご健勝のことと拝察いたします。
先般、開催日程連絡いたしました第7回中四国会支部会の詳細をご連絡します。

会場準備等のため、支部会・懇親会・剣道分科会への出席確認を下記書式で
12/21(月)までにメール返信をお願いします。
なお、支部会前日および当日のキャンセルにつきましては、
090-9771-5791(木原携帯)までお願いします。

◎第7回中四国支部会
日時:平成27年12月26日(土)14:00~17:00
場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

支部会次第:          総合司会   草間益良夫(広島大学)
挨拶       中四国支部長 杉山允宏    14:00-14:05
活動・会計報告  中四国理事長 木原資裕    14:05-14:10
新役員選任           木原資裕    14:10-14:15

《個人研究発表》(発表10分・質疑5分) 座長  草間益良夫(広島大学)
1.一般女子の剣道離れからみた今後の女子剣道の在り方
      園山由華(鳴門教育大学大学院)   14:15-14:30

2.剣道競技者における修練と体罰に関する一考察
      山口あずさ(鳴門教育大学大学院)  14:30-14:45

3.柔道指導における競技性・教育制に関する一考察
  〜雑誌「武道」と試合審判規則の改正を中心に〜
      中添重文(鳴門教育大学大学院)   14:45-15:00

4.長州藩来嶋又兵衛の大石神影流剣術修行について
  ―天保15年の『要用日記』を中心として― 
      森本邦生(広島県立佐伯高等学校)  15:00-15:15

《講演》
「体育・スポーツにおける運動学習で大切な要素」 15:25-16:25
      杉山允宏(愛媛大学名誉教授)

◎懇親会
日時:平成27年12月26日(土)18:30~21:00
場所:オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3−3−50 TEL 0877-23-2222

*オークラホテル丸亀に宿泊希望の方は、
 申し訳ありませんが、宿泊手続きは各自でお願いします。

◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)
日時:平成27年12月27日(日)10:30~12:00
場所:丸亀武道館   TEL 0877-23-4098

 

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*いづれかを削除して返信下さい。

 ○ 中四国支部会(少林寺拳法本部12/26 14:00~16:25)

・出席します    ・欠席します

 ○懇親会(オークラホテル丸亀12/26 18:00~)

・出席します    ・欠席します

 ○剣道専門分科会(丸亀武道館12/27 10:30~12:30)

 ・出席します    ・欠席します


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木 原 資 裕   ( KIHARA  Motohiro )
鳴門教育大学大学院 学校教育研究科
     芸術・健康系教育部(保健体育)
〒772-8502              Tel. 088-687-6512
 鳴門市鳴門町高島字中島748    Fax. 088-687-6028
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第7回日本武道学会中四国支部会開催案内(第一報)

関係各位


爽秋の候

皆様におかれましては、益々ご健勝のことと拝察いたします。

さて、第7回中四国武道学会を下記のように計画しています。


個人発表を募集しています。(発表時間10分 質疑応答5分)

発表を希望される方は、12月7日(月)までに、

木原(kihara12@naruto-u.ac.jp <mailto:kihara12@naruto-u.ac.jp>)へ申込みをお願いします。

支部会の式次第等につきましては、後日、連絡いたします。


            記


◎第7回中四国支部会

日時:平成27年12月26日(土)14:00~17:00

場所:少林寺拳法本部

   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010


◎懇親会

日時:平成27年12月26日(土)18:30~21:00

場所:オークラホテル丸亀

   香川県丸亀市富士見町3−3−50 TEL 0877-23-2222


◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)

日時:平成27年12月27日(日)10:30~12:00

場所:丸亀武道館(調整中)TEL 0877-23-4098

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木 原 資 裕   ( KIHARA  Motohiro )

鳴門教育大学大学院 学校教育研究科

     芸術・健康系教育部(保健体育)

〒772-8502              Tel. 088-687-6512

 鳴門市鳴門町高島字中島748    Fax. 088-687-6028

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第6回日本武道学会中四国支部会

2014年12月20日14:00〜 於:少林寺拳法本部


連日の寒波による雪模様から一転、冷たい雨が降りしきるなか、例年のとおり香川県多度津町の少林寺拳法本部において第6回日本武道学会中四国支部会が開催されました。

はじめに支部長の杉山允宏先生からご挨拶があり、武道必修化にともなう武道の実践において、こどもの運動学習としての精神面の重要性と怪我の防止において、指導者としての意識の持ちようの重要性と研究の発展を臨まれていることを述べられました。また杉山家家訓の作らず(嘘をつかない)、濁らず(心にやましいことをしない)を紹介され、武道に通じる精神をお教え頂きました。

宮本事務局次長より第47回大会の報告および、木原副会長より、活動報告、会計報告があり、平成25年度決算および平成26年度予算案が承認されました。


一般演題


一般演題はこれまでで一番多い7題の演題が報告されました。

1.高校剣道選手のメンタルトレーニングプログラム開発に向けた実践研究 -CAMをメンタルトレーニングに応用した試み- 秋田裕太(高知大学大学院)


心理的競技能力(DIPCA)、自己効力感(GSES)、POMSの3種類の質問紙調査から全6回のCAM-MT(講義・面接)の有効性について分析した。それぞれの調査項目によりCAM-MTの前後で有意な効果が示された。

質問者:平田先生(環太平洋大学)MTによる効果と練習内容との関連についての質問→大会の試合結果および高校関係者からの講評(心が強い等)が得られた。

杉山先生:どのような講義内容が効果に繋がったか?→講義第4回目で緊張を下げる、筋弛緩法、呼吸法が効果があったのではないかと考える。


2.国際柔道連盟試合審判規定と諸問題 中添重文(鳴門教育大学大学院)


国際柔道試合審判規定の概要について紹介し、その変更点を中心に問題点を検証した。組み手についてはネガティブな組み手には指導を与えることは行き過ぎではないか?帯から下への攻撃・防御の禁止についてはレスリング柔道が指摘されるなか改正が行われたが、格闘技の側面からみると制限行為が増えるごとに、その対応した行為がみられるようになり、どんどん柔道らしさがなくなっていくのではないかと危惧する。また審判についてはジュリーがあげられるが、ジュリーの権限が強くなりすぎ審判との連携がとれなくなることが問題点として考えられた。調査をとおして改正と誤審の関係性については誤審をもとに改正という流れがおおくみられた。


杉山先生:国際柔道はどんどん変わっていくが、日本の柔道は残すということを日本武道学会等で「日本は独自のルールで実施すべし」と発表して欲しい。

瀬川先生(広島国際大学):帯から下への攻撃が出来ないことから、どのような攻撃に変わっていったか等3点の質問があった。


3.剣道競技者における修練と体罰に関する一考察 山口あずさ(鳴門教育大学大学院)


厳しい稽古、厳しい行動は修練の一環で体罰という認識は無いというのが近年の体罰事例で処罰された指導者が一様に述べていることである。では修練と体罰の境はどこなのか?剣道競技者を対象とし、修練と体罰の違いについてインタビュー調査およびアンケート調査を実施した。種々の体罰と思われる行為が挙げられ、修練との境界としては、指導者との信頼関係の有無や、その行為の意味があるかどうか等が挙げられた。


杉山先生:研究の方向を変えた方が良い。体罰を受ける側から調査するのでは無く、体罰をする指導者を対象として分析・調査したほうが良いのでは?


4.障がい者剣道における特異性と展開 ー隻腕剣士の事例を中心にー 三井克馬(鳴門教育大学大学院)


スポーツ種目によっては障がい者を対象とした競技が存在するものや、剣道のように健常者と同じるーるのもとに障がい者も競技を実施するものがある。今回は隻腕剣士の事例を紹介する。試合以外では、袴の着装の仕方の工夫、胴紐の結び方の工夫がみられる。試合では、通常は中学生においては上段が禁止されているが、隻腕剣士ということで上段を認められた。また隻腕剣士の努力として、「片腕だったからこそ、ここまでやってこれた。」という障がい者ならではの剣道との関わりがみられた。


平田先生(環太平洋大学):どの位の人数の障がい者が中学校、高等学校で剣道しているのか?

矢野先生(高知大学):身体障害と知的障害の違いから、剣道において知的障害者の剣道事例があれば教えて下さい。

杉山先生:環境要因についてまとめていく方向性を検討してもらいたい。また日本武道学会の障がい者武道専門分科会の方と情報交換してください。


5.現代剣道における「残心」の重要性とその考察 真島健司(鳴門教育大学大学院)


残心ということばは、剣道以外の武道や茶道でも用いられる。残心の判定基準として、①反撃に備えての身構え・気構え、②相手への敬意をふまえて、1. 打突後も期を抜くことなく、充分な姿勢、余勢を示す。2. 相手に正対し、合気の構えをとる。3. 構えを解き、速やかに開始線に戻る。等が挙げられ、剣道試合における残心の判定に関する有効打突条件への提案を紹介した。


平田先生:残心をする際に固辞するような振る舞いとは?→見苦しいアピール。残心とは開始線に戻るまでの動作すべてである。

杉山先生:剣術と剣道の違いから、剣術では残心は要らないのでは?→剣術の頃から残心はあった。元々殺し合いの殺法のなかに残心があった。次の相手に対する構えが残心であった。






 





第6回中四国支部会開催案内(第二報)

師走の候
先般、事前連絡いたしましたように第6回中四国支部武道学会を下記の様に実施いたします。
なお、会場準備等のため、支部会・懇親会・剣道分科会への出席確認を下記書式で
12/17(水)までにメール返信をお願いします。

            記

◎中四国支部武道学会
日時:平成26年12月20日(土)14:00~17:20
場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

支部会次第:          総合司会   山神眞一(香川大学)
挨拶       中四国支部長 杉山允宏    14:00-14:05
日本武道学会第47回大会報告  宮本賢作    14:05-14:10
活動・会計報告  中四国理事長 木原資裕    14:10-14:15

《個人研究発表》(発表10分・質疑5分) 座長 山神眞一(香川大学)
1.高校剣道選手のメンタルトレーニングプログラム開発に向けた実践研究
   -CAMをメンタルトレーニングに応用した試み-
      秋田裕太(高知大学大学院)     14:15-14:30

2.国際柔道連盟試合審判規定と諸問題
      中添重文(鳴門教育大学大学院)   14:30-14:45

3.剣道競技者における修練と体罰に関する一考察
      山口あずさ(鳴門教育大学大学院)  14:45-15:00

4.障がい者剣道における特異性と展開 ー隻腕剣士の事例を中心にー
      三井克馬(鳴門教育大学大学院)   15:00-15:15

5.現代剣道における「残心」の重要性とその考察
      真島健司(鳴門教育大学大学院)   15:15-15:30

6.土佐藩 片岡健吉の稽古記録について
   ―安政5年の『文武修行日記』を中心に―
     森本邦生(広島県立佐伯高等学校)    15:30-15:45

7.柔道試合時におけるガッツポーズに関する一考察 
      瀬川 洋(広島国際大学)      15:45-16:00

《講演》
「武道の競技・指導場面に適用する心理学方法論」 16:10-17:20
      矢野宏光(高知大学)

◎懇親会
日時:平成26年12月20日(土)18:30~20:30
場所:オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222
会費:6000円

◎宿泊は各自でお願いします。

◎剣道専門分科会
日時:平成26年12月21日(日)10:30~12:30
場所:丸亀武道館


・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*いづれかを削除して返信下さい。

 ○ 中四国支部会(少林寺拳法本部12/20 14:00~17:00)

・出席します    ・欠席します

 ○懇親会(オークラホテル丸亀12/20 18:30~)

・出席します    ・欠席します

 ○剣道専門分科会(丸亀武道館12/21 10:30~12:30)

 ・出席します    ・欠席します
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木 原 資 裕   ( KIHARA  Motohiro )
鳴門教育大学大学院 学校教育研究科
     芸術・健康系教育部(保健体育)
〒772-8502              Tel. 088-687-6512
 鳴門市鳴門町高島字中島748    Fax. 088-687-6028
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第6回中四国支部会開催案内(第一報)

関係各位

爽秋の候
皆様におかれましては、益々ご健勝のことと拝察いたします。
9月に福山市立大学で行われました日本武道学会第47回大会では250数名の参加者を得、成功裏に終了することができました。
これも皆様のおかげであります。誠にありがとうございました。

さて、第6回中四国武道学会を下記のように計画しています。

個人発表を募集しています。(発表時間10分 質疑応答5分)
発表を希望される方は、12月5日(金)までに、
木原(kihara12@naruto-u.ac.jp)へ申込みをお願いします。
支部会の式次第等につきましては、後日、連絡いたします。

            記

◎第6回中四国支部会
日時:平成26年12月20日(土)14:00~17:00
場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

◎懇親会
日時:平成26年12月20日(土)18:30~21:00
場所:オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3−3−50 TEL 0877-23-2222

◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)
日時:平成26年12月21日(日)10:30~12:00
場所:丸亀武道館(調整中)TEL 0877-23-4098

日本武道学会第47回大会が開催されました。

2014年9月9日〜11日の3日間、広島県福山市の福山市立大学において「日本武道学会第47回大会」が開催されました。中四国支部で取り仕切った今回大会においては、支部の理事からは、岡山大学の加賀先生、環太平洋大学の平田先生、椿先生、川崎医療福祉大学の宮川先生、広島大学の草間先生、広島国際大学の瀬川先生、広島県立佐伯高校の森本先生に各発表会場の会場責任者の労をお願い致しました。どうもありがとうございました。全国から合計256人の参加者が集まり、盛会裡に終えることができました。特に、中四国支部の企画による公開演武では、澁川一流柔術の演武を貫汪館の6人の演武者によって大勢の参加者の見守る中、息を飲む迫真の技が繰り広げられました。多くの参加者から公開演武の高評価を頂きました。また大会運営には福山市立大学学生アルバイト28人の献身的な働きにより、大きなトラブルも無く、会を進行することが出来ました。厚くお礼申し上げます。まずは無事、学会が終了しましたことを支部会の皆様にお礼かたがた、ご報告申し上げます。

日本武道学会中四国支部会会長:杉山允宏

日本武道学会第47回大会大会委員長:木原資裕

大会事務局長:宮本賢作

第五回記念 日本武道学会中四国支部会

2013年12月7日14時〜(於)少林寺拳法本部

例年より2週間ばかり早く,第5回の日本武道学会中四国支部会が開催されました。

今回は,記念大会ということで,第1回の設立記念大会にご講演を頂いた日本武道学会会長の百鬼史訓先生と,中四国支部会会長の杉山先生に記念講演をお願いした。杉山先生にはこの5年の間に,JICAのシニアプログラムでグアテマラにて柔道の指導をされてきており,今回はそのご報告を頂くこととなった。また百鬼先生には,この5年間で武道を取り巻く環境が激変してきており,日本武道学会の担う役割も変化してきていることをお話頂く。

総会

中四国支部理事長木原先生より,活動報告として,平成24年度に実施された日本武道学会第46回大会での中四国支部からの研究発表が6件あったこと等が報告された。また来年度の日本武道学会第47回大会が中四国支部が当番となり福山市立大学で実施されることが案内された。

個人研究発表

1. 中学校における剣道授業の検討 鳴門教育大学大学院2年 西本浩章

 

 中学校の体育授業で武道が必修化となったことから,剣道初心者の剣道授業で陥りやすい問題点として授業時間の不足が想定され,授業内容の工夫を検討することを目的とし,剣道初心者の教育実習生の授業分析を発表した。内容として,時間短縮案として,防具・手ぬぐいの装着,素振り・足さばき,授業のすすめかたの三点について考察した。手ぬぐいは帽子型に統一,胴紐は蝶々結びにする,腰紐・面紐は二人一組で実施する等の案が提案され,更には試合に展開させるために,新たな技術取得として面抜き胴,小手抜き面などを取り入れ,新しい判定試合についても提案した。

質問者:平田先生,杉山先生,草間先生

 

2. 剣道指導における「わざ言語」の特異性 鳴門教育大学大学院2年 加藤弘貴

 

 剣道指導に用いられる剣道のわざ言語がどのように使用されているかを把握し,その特異性を見いだすことを目的とした。主な指導書で用いられるわざ言語は102語抽出され,そのうち竹刀操作,気,心,相手の動き,目付の5語について検討した。5つのわざ言語に対して,それぞれイメージ図を作成し,それぞれの表現法について整理した。今回の研究で,剣道指導において,使用されている言語と使用されていない言語が分かれていた。使用されていない言語はあまり聞き慣れない言語であり,また言葉を見ただけでは意味が分からないわざ言葉で,擬音語や比喩的表現で使用されている可能性について示唆した。

質問者:杉山先生,曽我部先生,草間先生

 

3.鈴尾家文書にみる広島藩伝渋川流柔術について 広島県立佐伯高等学校 森本邦生

 

 広島県は原爆の影響で,古文書の多くが消失したが,今回紹介する資料はたまたま親戚に預けられたため,原爆による消失をまぬかれたものである。渋川流と言いながら他の流派を取り入れながら指導されていた痕跡が残されていた。また英名録には岩国藩と広島藩の柔術流派との試合が記録されていた。本研究から,1. 久米久兵衛が指導を受けた渋川流は積極的に他流派の技を取り入れ,渋川流として稽古がなされていた。2. 伝系はその稽古に他流派の技を取り入れた場合には他流派の師範の名前が混在している。3. 広島藩と岩国藩で幕末に柔術の試合が行われていた。

質問者:木原先生,草間先生

 

 

 

記念講演

武道のあり方-グアテマラ共和国での柔道指導から- 杉山允宏(中四国支部 支部長)

 

 2年間,JICAのシニアボランティアとして,グアテマラに派遣された時の柔道指導から,海外で武道を教えることの難しさについてご講演いただいた。特に日本から送られた100畳の畳が到着後倉庫に眠ったまま1年使用出来なかったことや,コンクリートに直置きの畳での安全面の問題,雨漏りする体育館で畳を濡らしてしまう環境が,単に「異文化」の一言で片付けてしまうことなく,解決に向けて少しずつ努力していくことに根気が必要であることを力説された。また,現地の体育授業が無いという教育環境下での柔道の礼法以前の問題点として,アクセサリを装着したまま,ガムを食べながら,運動着ではない普段着で,指導者も食べ物を食べながら,といった,日本では想像できないくらいの文化や習慣の壁が大きかったことを紹介された。また努力の末,杉山杯を開催し,そのなかで型を重視した大会から柔道の技術と文化について礼法を含めた指導をされてきたことを,多数の写真と動画で紹介された。


日本武道学会の役割と展望 百鬼史訓(日本武道学会 会長)

 

 武道学会が発足してから約半世紀を迎えようとするなか,武道学会の設立の背景に,武道を学問するという観点が求められる気運が高まったことがあった。また近年の中学校武道必修化への流れを説明された後,百鬼先生の師匠の中林先生の著書のなかで,記された修行,人格形成,人間形成について,最近の体罰問題について触れながらお話しされた。また鳥居康彦先生語録「国民精神の崩壊」を紹介し,日本および日本人のあり方の見直しが必要であることが「武道必修化」への潮流の源流であったのではと先生のお考えとして述べられた。また,「武道は国民精神の基本である」や「1.武術(闘いの術)から2.武道(闘いを修める道)」や他の考え方も紹介され,今後,そのあたりも整理していく必要があることがあると強調された。今年実施された第1回の国際会議で,マーシャルアーツとコンバットスポーツの違いや武道をどう訳したら良いかなどの話題が出たことも紹介しながら,武道の国際化が進行するなかで,このあたりは早急に整理していく必要性がある。また,グローバル化と国際化の違いを認識したうえで,国際化をすすめる必要があることを,柔道の国際化を踏まえて,剣道は国際化ではなく,国際的普及を進めていくことが全剣連の方向性であることも強調した。

 

 

公開演武

解説 新井康宏(少林寺拳法連盟会長)

少林寺デモンストレーション

◎第5回記念中四国支部会(スケジュール)

日時:平成25年12月7日(土)14:00~17:00
場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

支部会次第:総合司会 山神眞一(香川大学)
挨拶 中四国支部長  杉山允宏           14:00-14:05
活動・会計報告 中四国理事長 木原資裕       14:05-14:10

《個人研究発表》(発表10分・質疑5分) 座長 草間益良夫(広島大学)
1.中学校における剣道授業の検討
      西本浩章(鳴門教育大学大学院2年)  14:10-14:25

2.剣道指導における「わざ言語」の特異性
      加藤弘貴(鳴門教育大学大学院2年)  14:25-14:40

3.「鈴尾家文書にみる広島藩伝渋川流柔術について」  14:40-14:55
      森本邦生(広島県立宮島工業高等学校)


《記念講演》司会 山神眞一(香川大学)       15:00-16:30

「武道のあり方 ーグアテマラ共和国での柔道指導からー」
               杉山允宏(中四国支部 支部長)

「日本武道学会の役割と展望」 百鬼史訓(日本武道学会 会長)

《公開演武》解説 新井庸宏(少林寺拳法連盟会長)  16:40-17:00
 少林寺拳法デモンストレーション

◎懇親会
日時:平成25年12月7日(土)18:30~20:30
場所:オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222
会費:6000円

◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)
日時:平成25年12月8日(日)9:30~12:00
場所:丸亀武道館  TEL 0877-23-4098

第5回中四国支部会開催案内(第一報)

関係各位

爽秋の候
皆様方におかれましては,益々ご健勝のことと拝察いたします。
大事なお知らせが2つあります。
なにとぞ,ご協力の程,お願いします。

1.中四国武道学会5周年記念大会を下記のように実施いたします。
日時:平成25年12月7日(土)14:00~
           *剣道専門分科会は12月8日(日)9:30~
場所:場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010
次第:支部総会
  《個人研究発表》(発表10分・質疑5分)
  《記念講演》百鬼史訓 日本武道学会会長
        杉山允宏 中四国支部支部長
なお,個人発表を希望される方は,発表タイトルを11/20(水)までに木原へメールして下さい。

2.日本武道学会 第47回大会(次年度)開催決定!
日時:平成26年9月10日(水)・11日(木)
場所:福山市立大学港町キャンパス
詳細については,後日,学会本部より報告があります。
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木 原 資 裕   ( KIHARA  Motohiro )
鳴門教育大学大学院 学校教育研究科
     芸術・健康系教育部(保健体育)
〒772-8502              Tel. 088-687-6512
  鳴門市鳴門町高島字中島748    Fax. 088-687-6028
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2014年9月10日−11日 第47回日本武道学会大会が福山市立大学で開催されます

平成25年9月10-12日に筑波大学にて開催されました第46日本武道学会大会・第1回国際武道会議におきまして,理事会および総会の審議をえまして来年度の全国大会である,第47回日本武道学会大会を中四国支部会の福山市立大学で開催されることが決定しました。会期は2014年(平成26年)9月10日〜11日です。全国から武道の研修者が集まり,武道の国際化や中学校での武道必修化等の最近の話題だけでなく,人文社会科学系,自然科学系,武道指導論系の3つの領域に分かれて研究発表するとともに,競技等に分かれて,柔道専門分科会,空手道専門分科会,剣道専門分科会,相撲専門分科会,弓道専門分科会,なぎなた専門分科会,そして今年度発足した障害者武道専門分科会の7つの分科会にわかれた研究会が開催されます。是非ともご参集頂きます様お願い申し上げます。

 

事務局長 木原資裕

 

第4回中四国支部会 活動報告

平成24年12月22日

午後2時より,香川県善通寺市の少林寺総本部にて,中四国支部会が開催された。

新井副支部長の挨拶では,「中学校武道必修化元年」ということを,以前の安倍内閣の時に各武道団体代表者が嘆願してからの流れと今年の衆院選挙を得ての安倍内閣発足に触れながら,今回のテーマである武道の国際化について2020年度オリンピック招致と柔道以外の武道のオリンピック種目採択にまで言及された。

山神理事の総合司会のもと木原事務局長による活動報告ののち,個人研究発表が行われました。座長の広島大学草間先生から,教育的指導を含めた質問をフロアに投げかけることにより,発表した大学院生にとって,論文作成の良いアドバイスが得られたのではないでしょうか。鳴門教育大学からは4名の大学院生(横山さん,西本さん,加藤さん,村上さん)が,中学校武道必修化にからめた授業実践におけるソフト剣道の活用,竹刀の工夫,剣道初心者による授業実践等についての報告や剣道を含む複数の武道についてNHK番組中の言語分析に関する報告などが行われた。また広島県立宮島工業高等学校の森本先生からは廣島藩 自得剣道 村山次郎一の英名録が紹介され,村山次郎一の廻国修行の経路と試合した流派について,詳細に報告された。

休憩を挟んでのシンポジウムでは,「武道の国際普及と課題」と題し,鳴門教育大学木原先生の座長のもと,柔道の立場から広島国際大学の瀬川先生が,剣道の立場から高知大学の矢野先生が,少林寺拳法の立場から新井先生がそれぞれ現状と課題について報告された。

柔道に関しては,瀬川先生から柔道の「国際化」と「国際普及」は厳密には異なることに触れた上で,嘉納治五郎が行った海外への普及活動について説明された。また国際化のなかでのルールの改正について,シドニー五輪での篠原選手の内股透かしでの誤審について,どちらがコントロールして技がかけられているか,審判が判別出来ない点が問題点であることに言及した。現在のIJFは2007年からビゼール会長の独裁体制となり,日本の理事がいない状況となっている。そこで,トップダウンのため,よく検討されずにルールが改正されてしまい,それでも反対意見を出せないようである。具体的な問題点のうち,ジュリー制度があげられ,ジュリーの発言権が強まることと,現在の3審制から1審制への移行まで改悪が進んで審判の権威が失墜してしまっている状況に繋がっている。最後に,海外指導の役割をあげられ,若い人に海外経験を積ませることで,柔道界に貢献出来る人材育成につなげていく必要がある。瀬川先生はギニアでの海外指導経験について紹介された。(ジュリー制度は経費削減のために導入された)

剣道に関しては,スェーデンでのナショナルチーム監督を経験された矢野先生から報告され,世界で300万人が稽古に励んでいるといわれるが,世界的な枠組みで剣道競技を考えるなかでは,剣道はオリンピク種目に入っている柔道とくらべるとマイナー競技と言わざるをえない。剣道の世界でもっとも大きい大会である世界剣道選手権大会(1回/3年)においては,スウェーデンチームの監督として帯同されたが,世界大会であってもナショナルチーム選手も監督も,旅費,滞在費は自己負担が原則であった。それでも関係者は生活費をやりくりしながら経費を捻出し,剣道を継続していたそうである。スウェーデンでの登録者数は約3000人であり,クラブチーム単位での活動が主体で首都のストックホルムに集中しており,1クラブ20〜50名ほど参加している。稽古の時間は長く,1回3〜4時間(週2〜3回)が平均的であり,ジュニアの稽古のあとアダルトの稽古をするような形態であった。北欧では施設費が高額であり,1時間7000円程度必要であり,個人会費によって運営されている。しかし暖房やシャワー等が完備している。しかし剣道具は不足しており,レンタル用で対応している。国民性として平等という概念が強いため,横社会であり,稽古においても根拠と理由が無ければ従わない頑固さがみられた。日本で実施されている稽古内容とほぼ同一である一方で,正しい剣道とは何かが明確でない指導者が(特に地域で)存在している。また現地に暮らしている日本人指導者も活躍しているが,現地においては武道教育を受ける機会が少ないので,自信が低く,特に剣道指導法において自信が無い様である。国際指導者の育成のために双方向での指導者養成の重要性について述べ,最後に「剣道を使って武道を教える」ことを忘れないようにしなければ!という目標で発表を閉められた。

少林寺拳法については,少林寺拳法世界連合理事長でもある新井先生から報告があり,1947年,人づくりによる国づくりを目的に,宗道臣(開祖)によって香川県多度津町において創始され,1966年にインドネシアに初の海外支部が誕生したのを皮切りに,今日まで世界37カ国に広がりを見せている。国際普及に関しては,直接指導者を派遣することを行わず,知的財産の保護のため,「少林寺拳法」という言葉と「マーク」については商標登録し管理している。指導者資格については,指導の質を維持するための最低限の指導者資格を「三段」と規定している。具体的な事例のなかで,フランスでは,少林寺拳法は空手道連盟の傘下にあり,フランスでの少林寺拳法指導資格者は空手道指導資格も有することになる(ただし実際に空手を指導することはない)。またWSKO(少林寺拳法世界連合)の会費は各国のGDPごとに5段階にランク分けし,日本のGDPを基準に100%〜3%の比率で会費を科している。国際普及すると独自に「少林寺拳法」を名乗る団体が出てくるが,商標登録をもとに,オリジナルの少林寺拳法をまもる方法をとっている。

中四国支部木原理事長より以下の活動について報告された。

 

1. 平成20年度以降の日本武道学会における中四国支部関係者の発表件数

(中四国支部会に所属される先生だけでなく,中四国地区の所属の先生の発表をすべて含めることにしたので,昨年度迄の報告より,毎年1〜2件増となっている)

 

平成20年(第41回)6件(総数66件)

平成21年(第42回)8件(総数85件)

平成22年(第43回)5件(総数88件)

平成23年(第44回)5件(総数98件)

平成24年(第45回)11件(総数80件)

 

2. 平成21年中四国支部発足記念講演 2題 参加者総数 33名

 

3. 平成22年中四国支部会

 個人研究発表 4件

 シンポジウム「武道の何を学ぶか」 参加者総数 35名

 

4. 平成23年中四国支部会

 個人研究発表 4件

 シンポジウム 「中学校武道必修化にあたり,武道の何を学ぶか」 参加者総数20名

 

5. 平成24年中四国支部会

 個人研究発表 5件

 シンポジウム「武道の国際普及と課題 参加者総数総数 ○名

 

第4回中四国支部会開催について

関係各位

秋冷の候
先生方におかれましては、益々ご健勝のことと拝察いたします。
先般、開催日程連絡いたしました第4回中四国会支部会等を下記の様に実施いたします。
なお、予定しておりました杉山支部長による基調講演「武道の国際化ーグアテマラでの柔道指導を終えて」は諸般の事情により、来年度となります。

会場準備等のため、支部会・懇親会・剣道分科会への出席確認を下記書式で
12/13(木)までにメール返信をお願いします。

メールアドレス:kihara12@naruto-u.ac.jp


なお、支部会前日および当日のキャンセルにつきましては、
090-9771-5791(木原携帯)までお願いします。

            記

◎第4回中四国支部会
日時:平成24年12月22日(土)14:00~17:00
場所:少林寺拳法本部
   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

支部会次第:総合司会 山神眞一(香川大学)
挨拶 中四国副支部長 新井庸宏(少林寺拳法連盟会長)14:00-14:05
活動・会計報告 中四国理事長 木原資裕       14:05-14:10

《個人研究発表》(発表10分・質疑5分) 座長 草間益良夫(広島大学)
1.中学校武道必修化に伴う剣道用具の開発の一考察 ‐竹刀に着目して‐
      横山健太(鳴門教育大学大学院1年)  14:10-14:25

2.剣道初心者にみる剣道授業の分析
      西本浩章(鳴門教育大学大学院1年)  14:25-14:40

3.武道競技種目間における共通性と特異性
      加藤弘貴(鳴門教育大学大学院1年)  14:40-14:55

4.『ソフト剣道』の実践と普及は可能か
      村上徳恭(鳴門教育大学大学院2年)  14:55-15:10

5.広島藩自得剣道村山次郎一の英名録について
      森本邦生(広島県立宮島工業高等学校) 15:10-15:25

《シンポジュウム》司会 木原資裕(鳴門教育大学)
テーマ『武道の国際普及と課題』15:30-17:00

○柔道の立場から
      瀬川 洋(広島国際大学)

○剣道の立場から
      矢野宏光(高知大学)

○少林寺の立場から
      新井庸宏(少林寺拳法連盟本部)

◎懇親会
日時:平成24年12月22日(土)18:30~20:30
場所:オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222
会費:6000円

◎剣道専門分科会(剣道実技研修会)
日時:平成24年12月23日(日)10:00~12:00
場所:丸亀武道館  TEL 0877-23-4098


・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*いづれかを削除して返信(kihara12@naruto-u.ac.jp)下さい。(人数確認のため12/16までにお願いします)

 ○第4回中四国支部会(少林寺拳法本部12/22 14:00〜17:00)

・出席します    ・欠席します

 ○懇親会(オークラホテル丸亀12/22 18:30〜)

・出席します    ・欠席します

 ○剣道専門分科会(丸亀武道館12/23 10:00〜12:00)

・出席します    ・欠席します


*オークラホテル丸亀に宿泊希望の方は、
 1泊4,800円(ただし、朝食は別会計)となります。
 申し訳ありませんが、宿泊手続きは各自でお願いします。
 なお、年末ですので、予約が取りにくくなることが、予想されます。
 お早めの予約をお願いします。
 私の方でも、万一に備えて、5名分の押さえております。
 予約が取れない場合は、その旨、木原までご連絡下さい。
オークラホテル丸亀
   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222

第3回中四国支部会抄録および動画

開会の挨拶  新井康弘副支部長(少林寺拳法連盟会長)

 

平成23年12月26日に行われた中四国支部会の研究発表およびシンポジウムの抄録・プレゼンテーションの様子(動画)を掲載しました。ぜひご覧ください。

1.剣道初心者指導における右片手打ちの検討
田原敬吾(鳴門教育大学大学院2年)
tahara2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 161.0 KB
2.ソフト剣道の構想と展開
村上徳恭(鳴門教育大学大学院2年)
murakami2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 104.9 KB
3.土佐藩武市半平太の廻国修行について
森本邦生(広島県立宮島工業高等学校)
morimoto2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 379.8 KB
4.柔道衣測定器の普及度に関する研究ー高校生を対象としてー
瀬川 洋(広島国際大学)
segawa2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 160.1 KB
シンポジウム『中学校武道必修化にあたり、武道の何を学ぶか』○古武道指導の立場から
森本邦生(広島県立宮島工業高等学校)
s_morimoto2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 1.5 MB
シンポジウム『中学校武道必修化にあたり、武道の何を学ぶか』○少林寺指導の立場から
荒井章士(少林寺拳法本部)
s_arai2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 246.0 KB
シンポジウム『中学校武道必修化にあたり、武道の何を学ぶか』○剣道指導の立場から
木原資裕(鳴門教育大学)
s_kihara2011.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 1.9 MB

中四国支部会の旧webページは2012年6月末をもって閉鎖しました。

旧webページ内のコンテンツは随時、本ホームページに移動いたします。

おしらせ

第3回日本武道学会中四国支部会は盛会裏に終了いたしました。多数ご参加いただき、ありがとうございました。

第3回中四国支部会開催のご案内

秋冷の候

先般、事前連絡いたしましたように(一部の方には事前連絡漏れがあり、申し訳ありません)

中四国支部会を下記の様に実施いたします。

なお、会場準備等のため、支部会・懇親会・剣道分科会への出席確認を下記書式で

12/15(木)までにメール返信をお願いします。

 

            記

 

◎第3回中四国支部会

日時:平成23年12月23日(金・祝)14:00~17:00

場所:少林寺拳法本部

   香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59 TEL 0877-33-1010

 

支部会次第:

挨拶 中四国副支部長 新井庸宏(少林寺拳法連盟会長)14:00-14:05

活動・会計報告 中四国理事長 木原資裕       14:05-14:10

 

《個人研究発表》(発表10分・質疑5分) 座長 草間益良夫(広島大学)

1.剣道初心者指導における右片手打ちの検討

      田原敬吾(鳴門教育大学大学院2年)  14:10-14:25

 

2.ソフト剣道の構想と展開

      村上徳恭(鳴門教育大学大学院2年)  14:25-14:40

 

3.土佐藩武市半平太の廻国修行について

      森本邦生(広島県立宮島工業高等学校) 14:40-14:55

 

4.柔道衣測定器の普及度に関する研究ー高校生を対象としてー

      瀬川 洋(広島国際大学)       14:55-15:10

 

《シンポジュウム》司会 矢野宏光(高知大学)

テーマ『中学校武道必修化にあたり、武道の何を学ぶか』15:20-17:00

 

○古武道指導の立場から

      森本邦生(広島県立宮島工業高等学校)

 

○少林寺指導の立場から

      荒井章士(少林寺拳法本部)

 

○剣道指導の立場から

      木原資裕(鳴門教育大学)

 

◎懇親会

日時:平成23年12月23日(金・祝)18:30~20:30

場所:オークラホテル丸亀

   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222

会費:6000円

 

◎剣道専門分科会

日時:平成22年12月24日(土)10:00~12:00

場所:丸亀武道館

 

 

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

*いづれかを削除して返信下さい。(人数確認のため12/16までにお願いします)

 

 ○第3回中四国支部会(少林寺拳法本部12/23 14:00〜17:00)

 

・出席します    ・欠席します

 

 ○懇親会(オークラホテル丸亀12/23 18:30〜)

 

・出席します    ・欠席します

 

 ○剣道専門分科会(丸亀武道館12/24 10:00〜12:00)

 

・出席します    ・欠席します

 

 

*オークラホテル丸亀に宿泊希望の方で、懇親会にも出席される方は割引制度が適応されます。

 電話での宿泊申込みの際、「12/23日本武道学会中四国支部懇親会にも出席します。」と申し出れば、

 1泊4,800円(ただし、朝食は別会計)となります。

 申し訳ありませんが、宿泊手続きは各自でお願いします。

オークラホテル丸亀

   香川県丸亀市富士見町3-3-50 TEL 0877-23-2222

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木 原 資 裕   ( KIHARA  Motohiro )

鳴門教育大学大学院 学校教育研究科

     芸術・健康系教育部(保健体育)

〒772-8502              Tel. 088-687-6512

 鳴門市鳴門町高島字中島748    Fax. 088-687-6028

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What's New

2016年12月25日(日)

14:00〜17:00

第8回中四国支部会が開催されます。

また支部会のプログラム・懇親会・剣道専門分科会等の案内を第二報に掲載しておりますので、参加される方は12月5日(月)までにメールで申し込みください。

kenmiyamoto@ed.kagawa-u.ac.jp

 <おしらせ>

What's New!

 

<HPに関する問い合わせ先>

お問合わせはこちらから

 

<入会申し込み・問い合せ先>

〒760-8521

香川県高松市幸町1-1

香川大学教育学部保健体育講座

 

宮 本 賢 作

(MIYAMOTO Kensaku)

Tel. 087-832-1567

kenmiyamoto@ed.kagawa-u.ac.jp